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KOREAN BOOK CAFE ちぇっちゃり

─コリアンブックカフェ─

おすすめ絵本「風の吹いてきた村」

アンニョンハセヨ!

今日は、「風の吹いてきた村」という絵本をご紹介します!


風の吹いてきた村

時代をさかのぼること、およそ120年ほど前の1900年に一隻の難破船が福井県の
小浜市の港に漂着するという実際にあった事件からお話は始まります。
港村の住民総出で救護に当たり、、難破船から93人の韓国人が救出・保護されました。
言葉も通じない韓国人と村の住人らは8日間の滞在を通じて心を通わせ行く様子が
この絵本では描かれています。

1900年といえば、日清戦争(1894年)と日露戦争(1904年)のちょうど合間にあたる年です。
どちらの戦争も朝鮮半島を取り巻き行われた戦争です。
日露戦争に勝利した日本は、朝鮮を保護国化し、その後、1910年に韓国併合を行い、
朝鮮を植民地支配下に置きます。

そのような時代状況にある中、小さな村で起こった出来事は、日本と朝鮮間の貴重な草の根交流の歴史といえます。
8日間という大変短い期間の中でも、当時の水難救護法に従い、韓国人に食べさせる米を削るという措置が
行政から下されました。しかし、村人たちはそれを気の毒に思い、いろいろな食料を韓国人たちに
分け与えあたえたとのことです。

ことばが通じなくても、国際情勢がどのような状況にあっても、国を超えて助け合い、つながっていく大切さを
この絵本を通じて感じることができます。

さて、写真には本が2冊並んでいますが、左側の本をじっと見てみてください。
一瞬英語で訳されたものかなと思ってしまいますが、よく見るとそうでもなさそうです。



なんと、エスペラントで書かれています!


エスペラントは母語の異なる人たちの間でのことばによるコミュニケーションを行うために
開発された人工言語です。

英語が世界の共通言語になっていることが現実にあります。
そこには国家間の力関係が存在していると言えるでしょう。

エスペラントは不均衡な関係を止め、国を超えて、人と人がつながる大切な思いがつまっています。
この絵本で描かれた思いを世界の人へ伝えることばとして、エスペラントがまさにふさわしいことばでは
ないでしょうか?

この絵本は、2月3日~4日に行われたワンワールドフェスティバルでお知り合いになった
関西エスペラント連盟の方からちぇっちゃりに寄贈された本です。

ぜひ、ちぇっちゃりにお越しいただき、ご覧ください!!
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