KOREAN BOOK CAFE ちぇっちゃり

─コリアンブックカフェ─

在日歴史スタディカフェ第3回レポート

 6月2日(土)は第3回スタディカフェ(最終回)が開催されました。昨年KEYが発行した「在日コリアンの歴史を歩く」から、毎回異なる人物を取り上げ、皆で読んで学ぶイベントです。
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今回は、広島の原爆の被爆者である李 実根(リ シルグン)さんと、神戸の長田で民族教育に携わる金信鏞(キム シニョン)さんのエピソードを取り上げました。
李実根さんにおいては、太平洋戦争の当時にあった広島・長崎の原爆投下においては、多くの朝鮮人が被爆をした事、その事実が日本社会の中で語られなかった事を自らの厳しい差別体験も含めて語られていました。ただ、そこで終わらせず、日本人の中高生達と力を合わせて運動をし、平和公園内に「韓国人慰霊碑」を建立したり、国連や世界でスピーチをするなどの活動を行ない、徹底して核兵器の問題に取り組んでいる事を学びました。
金信鏞さんにおいては、自身も、子ども達の代も続く被差別の境遇を変えたいと、神戸の在日コリアンの教育活動に携わりました。若い世代の子どもたちが、自分のルーツと向き合うきっかけにと、家族写真の展示会などを企画したりし、世代を超えた神戸の在日コリアンのコミュニティの発展に寄与している模様が紹介されました。
今回20代〜30代までの若い世代に限って開催されました。「知らなかったので勉強になった」という声もある一方で、差別体験も稀有なこの世代が集まる意義を問う声や、在日が語られる時に女性の証言者が少ない事、現在移民として来たアジア諸国の人々に在日コリアンが逆に社会的に強者として成立している事など、現在の若い世代の問題意識がどのようなもので、どう言語化し、何を共有し、どう活動していくのか、課題が見つかった会でした。

終了後は、韓国居酒屋ばんぐりで、チーズタッカルビや創作韓国料理を食べながら交流しました。
スタディカフェで出会った多様な背景をもつ方々と、今後も繋がっていければいいなと思います。

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