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KOREAN BOOK CAFE ちぇっちゃり

─コリアンブックカフェ─

『82年生まれ、キム・ジヨン』読書会を開催しました

アンニョンハセヨ。久しぶりのブログ更新です。
(最近はもっぱら、フェイスブックでイベント報告をすることが増えていました、
フェイスブックページをご存じない方はこのリンクからたどって、またご覧ください)

さて、去る12/21(土)午後、「次世代のためのちぇっちゃり読書会 チョ・ナムジュ著『82年生まれ、キム・ジヨン』を読む」を開催しました。

『82年生まれ、キム・ジヨン』は、2016年に韓国で出版され、100万部を超えるベストセラーとなっている話題の小説です。日本でも2018年12月に翻訳本が出され、海外作品のなかで売上ナンバー1が続いているそうです。女性の生きづらさをテーマにした、いわゆるフェミニズム小説で、多くの女性の共感を呼び、様々な国で読まれています。

この日はちぇっちゃりスタッフやKEYの会員、そしてフェイスブックやインスタグラムなどインターネットを通じて参加された方々あわせて15名と、2名の赤ちゃんが参加してくれました。

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ほぼみなさん作品を読んで来られていましたが、まずは簡単に、登場人物の相関図をもとに、あらすじを説明しました。
そして、ちぇっちゃりスタッフ(岡崎享子)より、いくつかの文学評論を参考にしながらプレゼンテーションを行いました。とくに、主人公が憑依型の精神疾患を発症し、そのライフヒストリーを精神科医がたどっていくという形で物語が展開されるという設定に注目し、「狂気とは何か」をテーマに取り上げました。「狂気の女」というのは実は古くから文学や社会学の分野でも論じられており、家父長制という男性中心の枠組みの中で作られてきた言葉が支配する世界において、女性は、ある意味では「狂気」という形で自己表現をしてきた主体である、と積極的に言うことができるのではないか、という問題提起で、掘り下げて考える機会となりました。

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休憩をはさんだ後は、同じくちぇっちゃりスタッフの金和子より、「私とキムジヨン」ということで妊娠や育児を体験したことで重なる思いをお話しさせて頂き、参加者みなさんそれぞれにも、感想やご自身の体験を語って頂きました。この小説を読んだことで、それまで言葉には出来ていなかった感情を自覚できるようになったと話された方や、一昔前に体験した性差別がまだ現代も残っていることを知り、第二のキムジヨンが生まれないような社会にしたいといった声、韓国のフェミニズムの高まりについての反応など、たくさんの話で盛り上がりました。
最後に、本の表紙のイラストをプリントしたものに、それぞれ自分の思いやメッセージを添えてもらいました。

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今後もまた、K文学(韓国文学)やフェミニズム文学についての読書会を企画できればと思っています。ご参加されたみなさん、どうもありがとうございました。(金和子)
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 レポート

1 Comments

omachi  

お腹がくちくなったら、眠り薬にどうぞ。
歴史探偵の気分になれるウェブ小説を知ってますか。 グーグルやスマホで「北円堂の秘密」とネット検索するとヒットし、小一時間で読めます。北円堂は古都奈良・興福寺の八角円堂です。 その1からラストまで無料です。夢殿と同じ八角形の北円堂を知らない人が多いですね。順に読めば歴史の扉が開き感動に包まれます。重複、 既読ならご免なさい。お仕事のリフレッシュや脳トレにも最適です。物語が観光地に絡むと興味が倍増します。平城京遷都を主導した聖武天皇の外祖父が登場します。古代の政治家の小説です。気が向いたらお読み下さいませ。(奈良のはじまりの歴史は面白いです。日本史の要ですね。)

読み通すには一頑張りが必要かも。
読めば日本史の盲点に気付くでしょう。
ネット小説も面白いです。

2019/12/26 (Thu) 23:47 | EDIT | REPLY |   

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